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オーケストラ,作曲

暗い雪の中で

ちゃおーヽ(・∀・)ノ
これからの「人生」ってのに悩んでいます(´Д` )
いろいろ考える時期なんでしょうなぁ。。。
まぁ、「なんとかなるでしょ」の精神で頑張りますーヽ(・∀・)ノ

それでは!
今回のご紹介曲ー(*゚▽゚*)
またまた予告とは違います(´Д`)
いつになったら新しい物語をご紹介できるのか・・・
それは101次第なのです。
その時に、twitterの方で以前ご紹介した絵も改めて紹介しますー(*゚▽゚*)

では、「暗い雪の中で」お聴きください!

以下、曲解説です。

この曲は2008年の夏休みに作曲しました。
作曲の際に至ったのにはある経緯がありまして・・・

夏休み、りとは友達のれお(あだな)の家に泊まっていたんです。
南国の暑い中、二人でぼーっとテレビを眺めていました。
ふと、れおが、ふたりで見ていた番組からチャンネルを入れ替えると、「フランダースの犬」の映画(?)が流れていたんです。
シーンはちょうど、燃えさかる家(風車小屋だったかな…?)をうつしていました。
初めてフランダースの犬を見て、しかも途中からだったので、ちゃんとした意味の理解はできなかったのですが、必死なネロと女の子に、りとは目を奪われました。
れおがチャンネルをすぐに変えようとしたのですが、なぜか、ものすごく見たい衝動にかられ、「待って!」と声をかけました。
そうして(途中から)フランダースの犬を見ることになったんです。

物語を見ていくうちに、ストーリーをおおよそ理解し、見ながらに、ネロの境遇やそれまでのストーリーなんかを妄想。
自分の中でのフランダースの犬が完成していきました。

そして、いよいよラストシーン。
雪の中をトボトボと歩くネロとパトラッシュ。
(たぶんこのシーンだったと思うけど、)その時の何とも言えない寂しさと美しさを持つ音楽にりとは打ちひしがれたのです!
弦楽器4本とクラリネット、そしてファゴットによる曲。
当時付き合いはじめだった現嫁の担当楽器はクラリネット。そしてりとの担当楽器はファゴットでした。弦の中で美しい音色を奏でるこの二本の楽器。りとはそれまで、こんな楽器の組み合わせで曲を書いたことがありませんでした。
それでも、クラリネットの暗い音色と、ファゴットの乾いた音色が混ざり合うことで、こんなにも美しい音色になるものかと感動し、無性に曲を書きたい衝動に襲われました。楽器の構成から、付き合い始めだったこともあって「書かなくてはならない」という運命のようなものさえ感じていました。

それでも物語は進んでいきます。
先程まで流れていた心奪われる旋律はやみ、本当に最後のシーン。ネロが「もう疲れたよ」とつぶやいています。
りとは号泣していました。
それまでにしていた妄想で、必要以上にネロの過去を考え、かなり感情移入していたんです。
夏の友達の家で、物語は静かなシーン。家にはりとのすすり泣く音が響きます。
テレビの前に、れおが座り、その後ろにりとが座っていたので、れおからりとの姿は見えなかったのですが、確実に泣いていることはバレバレでした。
分かっていても我慢できないぐらいに感動していたんです。
するとれおが、振り返らずにティッシュ箱を自分のほうにスッと差し伸べてくれたんです。
「れ・・・れおぉ・・・」
その気遣いと優しさに余計に涙がw
ありがたくティッシュを使わせていただき、物語を最後まで見終えました。
「いい話だったね」
つぶやくりとに、れおは「うん」と共感してくれました。
そのまま、すぐさまりとは「曲書いてくる」とだけ言って、泊まっている間の自分の部屋だった二階へと駆け上がりました。

溢れ出す旋律。それに対応するために猛スピードで曲を書き上げました。
数時間作曲に没頭し、その日のうちに曲は完成しました。
タイトルは「暗い雪の中で」。
もちろん、モチーフにしたフランダースの犬のことを表しています。
寂しくて、美しい。それでも勇気をくれるようなそんなあの物語にふさわしい曲を目指しました。
れおに完成した曲を聴いてもらい、「感動したから書いた」ということと、「ティッシュの件ありがとう」ということを伝えました。
現嫁にも気に入ってもらえて、本人としては満足のいくできになったように思います。
ちなみにその時オーケストラを始めたてだったので、その指導の影響も受けていますw

この曲が出来るきっかけになった「フランダースの犬」と「れお」に感謝です。

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りと456