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UTAU,作曲,海波音ヨコ

【UTAU音源配布オリジナル曲】いつか魔法の続きを【海波音ヨコ】

どうもーっ!(」・ω・)
本当にご無沙汰しておりました。。。
いくつか作品を公開しているので、ちょっとずつ紹介していきます!
今回はなんと!UTAU音源の配布用の曲を依頼されて制作したものになります!
ほんとに嬉しいことです!!(*´ω`*)

タイトルは「いつか魔法の続きを」。
UTAU作品として14作目、投稿は6作目になります!
今回の曲は音源配布動画ということで、曲の内容もヨコちゃんの生い立ちみたいなものを書いてみました!
スタッフでツイッター会議をしているうちに、ぼくの好みがそのまま設定になっていくような結果に・・・\(^o^)/
おかげで気持ちをいれて作詞・作曲をすることができましたけどね!
今回はルナカランとしての曲という感じではないですが、こちらで紹介させていただきます。
スタッフとしてたくさんの方と協力したので、この場を借りてお礼を!本当にありがとうございました!

それではさっそく曲をお聴きください!
いつものように、曲の下に解説等を入れています!
ただ、今回の動画はすこしエンコードに失敗しておりまして・・・
PCのスペック次第では動作がかなり重いかもしれません。。。
その場合にはYouTubeでの視聴をおすすめします。
 
 
ニコニコ動画はこちら↓

YouTubeはこちら↓

☆スタッフ☆
企画・中の人・キャラクター原案:優夏(@yuukariri0724
原音設定:珍味(@Tsuki_KazarineTM BOX
作詞・作曲・調声・文・動画:りと456(@Rito456YouTubeニコニコ動画マイリストpiaproBowl Roll
絵:とと(@nagarerepixivニコニコ動画マイリスト

 
******************以下歌詞*******************

いつか魔法の続きを
  作詞・作曲 りと456

深い深い 海の底
見えないガラスのよう
私を確かめる
いつかは誰かと会える

きらきら光ってた
心が吸い込まれた
触れて初めて知る
透明な水の重さ
 

初めて話したの
今でも覚えている
特別なスプーンが
あなたと会わせてくれたの

さあ! 今日からは
独りで 過ごしていないで
ずっと来ると信じた未来を過ごそう
いつかは私も 銀の魔法と
ともに消えていくかもしれないの
独りきりで

でも 今はただ笑おう
この世界と触れ合う
(それだけで)
私は幸せだから
何も願っちゃだめよ

世界の重さを知って
少し不自由だけど
(生きている)
みんなと生きているから
知らない世界が見える
 

ともだちに囲まれ
なにもかも幸せだね
だから私は もう
ほかに何もいらないから

それでも やっぱり隠せない
想いを無くせない
なにもかにも 無くしてしまっても
これだけ
もう一つだけなの 最後の願い
聞いて 聞いて 聞いて…!!

いつかは素敵な人が
私と同じ姿で
(やってきて)
この世界の外側を
私に教えてくれる

一番の友達にも
ずっと言ってないけど
(言えないの?)
まるでそれじゃあなたから
離れたいみたいでしょ?
 

私はココ以外では
生きていけないってこと
ホントは知っているから
何も 言わない…

でも 今はただ笑おう
この世界と触れ合う
(それだけで)
私は幸せだから
何も願っちゃだめよ

波の音を聞きに行く
それだけで
満たされるから
らららら…

*********************************************

動画中にも説明文がありますが、こちらでは、それよりも少しボリュームを多くしたものを紹介しておきます。
 

(1A)
海波音(みはね)ヨコ。
海の精の彼女は、実体のない、誰にも見えない存在としてひとり海の中を漂っていました。
それは周りからするとまるで見えないガラスのよう。
存在しているのに、認識されない。
自分で自分の姿を見ることすらできない彼女は、日々「自分はここにいるんだ。生きているんだ。」と自分に言い聞かせ、必死でその存在を保っていました。
「いつかきっと誰かが、見えない私を見つけてくれる。」そう信じて・・・
(1A’)
そんなある日、ヨコちゃんは水の中でキラキラと光るものを見つけました。
海の中で見るには珍しいその銀色に光るスプーンに、ヨコちゃんは吸い込まれるように引き込まれました。
「触れてみたい」
自分の手がどこにあるのかわかりませんが、初めて何かに手を伸ばしたいと感じたヨコちゃんは、思い切って「見えない手」をスプーンまで伸ばしました。
すると、手が銀のスプーンに触れた瞬間、世界が光に包まれ、ヨコちゃんは「自分の手」を初めて目にしました。
同時に感じる重さ。動きにくさ。
「あぁ。この私と同じ『透明な海』にも重さがあって、私を包んでいたんだ」
自分を目にした驚きよりも、まずはじめに感じたのは世界の肌触り。包み込むひんやりとした抵抗のある感覚は、「本当に生きていた」ということを彼女に実感させました。

(間奏1(1B))
(時が経ち、ヨコちゃんはたくさんの友だちと出会いながら成長していきます)

(1A”)
「今でも覚えてるよ。初めて話したときのこと。」
唐突に、ヨコちゃんはいつもそばでふよふよと浮かんでいる大親友のメンダコ「マシュー」に話しかけました。
「なんだよっ。急に。」
ぶっきらぼうにマシューが答えます。
ホントはお話大好きなくせにっ。
そう頭の中で思いながら、ヨコちゃんはマシューの顔を覗き込むようにほほ笑みかけて、
「嬉しかったから!」
と言いました。
ヨコちゃんがあの日見つけた「特別なスプーン」が、こんなに大好きな友だちを見つけてくれたんです。
ううん。
本当は見つけってもらったんですけどね。

あの日、姿を現した瞬間、マシューはその近くにいたんです。
本当なら驚くような光景。でも、彼は突然現れたヨコちゃんを見て、驚く素振りを見せず、話しかけてくれました。
それがヨコちゃんにはたまらなく嬉しかった。
まるで、ずっとそばにいたかのようにマシューが話しかけてくれて、
「あぁ。世界は私を受け入れてくれる。」
そう思うことができたんです。
(1B’)
「じゃあ。今日からはもう、ひとりじゃないな。」
「世界」に現れたヨコちゃんから、今までの事情を聞いたマシューは、こう答えました。
「オレが一緒にいてやるからさ。」
照れくさそうに目を下に向けながら、ぶっきらぼうに顔を赤くするマシュー。
会った日からそんなメンダコさんだったんです。

ずっとずっと夢だった、来ると信じていた未来。
いろんな友だちができて、海藻とサンゴの森を歩いたり、深い谷に降りて暗闇で光る不思議な生き物を見たり、
ちょっと怖かったけど、水面まで上がってキラキラ輝く星空を見に行ったり・・・
夢見た未来が現実のものとなって嬉しかった。
そんな気持ちを、いろんな経験をさせてくれたマシューに、今更だけど伝えたかった。
だから、たとえ変なタイミングだったとしても、ヨコちゃんはマシューに「嬉しかった」と言いました。
恥ずかしいから、理由は言えなかったけどね。

でも・・・

急に、初めて会った日のことを話したのには理由がありました。
「あの日」から、失くさないように、ネクタイ型のケースの中で大事にしまっていた特別なスプーン。
誰にも話してないけど、最近、スプーンの輝きが少しずつなくなってきている。
そんな気がするんです。
もしも、このスプーンがくれた魔法が、この銀の輝きとともになくなってしまうとしたら・・・このスプーンを無くしてしまったとしたら・・・私は・・・
輝きをなくしていくスプーンを見て、いろいろなことが頭をよぎります。
もう、スプーンに触れる前の「あの頃」には戻れない・・・戻りたくない・・・

(1S)
でも、今はただ笑いましょう?
触れることもできなかった世界で過ごして、あなたは誰よりも幸せなはずでしょ?
いつも心にある「消えてしまうかもしれない」不安。それを忘れようとして、ヨコちゃんは自分にそう言い聞かせるようになっていました。
きっと、この魔法は消えてしまう。
彼女にはそれが不思議とわかるのです。
生きているだけで幸せだから、今だけは、今のこの時間だけは、せめて笑って過ごしたい。
それ以上のことなんて、願っちゃダメなんだよ。
私は幸せなんだから・・・
(1S’)
実体がなかった頃には、ただただ「誰かと触れ合いたい」それだけを思っていました。
でも、自由だと思っていた現実の世界には、いろいろな重みがあって、今までの何倍も楽しいけれど・・・少し不自由だったんです。
今の「本当の願い」の方は、きっと叶わない。
それが彼女にはわかっていたから、「今が一番楽しい」と、ただ言い聞かせて笑いました。
みんながいるから私は大丈夫。今が幸せ・・・

(間奏2)
(2A)
みんなに囲まれて幸せな毎日。でも、日々を過ごすうちに、「もう一つ」を願う気持ちは強くなります。
考えちゃだめだよ。願っちゃだめだよ。私は幸せなんだから。。。

(2B)
でも、自分に自分の想いを隠すことはできません。
ふとした時に、ヨコちゃんは寂しげに笑うようになっていきました。
もし、これを願って、それが叶って、そのせいでほかの何もかもをなくしてしまったとしても、これだけ・・・もうひとつだけ・・・もうひとつだけなら・・・最後の願いとして、許してもらえないかな・・・
一度素敵な魔法を経験した彼女には、やっぱりもうひとつの願いを忘れることなんてできなかったんです。
お願いします。神さま。いつか、魔法の続きを・・・

(2S)
その願いは、生きるものにとって、本当に純粋な願いでした。
「素敵な王子様に出会うこと」
でも、海の中に彼女と同じ姿をしたものはいないんです。
いつか、私と同じ「人の姿」をした誰かがやってきて、私を「外の世界」に連れて行ってくれる。
ヨコちゃんはそれをずっと心に思って、信じていました。
(2S’)
でも、そんなこと大好きなマシューにすら言えません。
いいえ。マシューにだからこそ言えないんです。
だって、そんなことを言ったら、まるで大親友のあなたから離れたいみたいでしょ?
私はずっとマシューと一緒にいたいの。
・・・だから、この想いは誰にも言えない。

(2S”)
彼女はそれが「本当の恋の気持ち」だとは気づいていませんでした。
ただ、昔のように「無いもの」を願って、憧れているだけなんです。
一度も自分以外の「人の姿の誰か」に会っていないから、それに気づけないだけなんです。
それでもやっぱり、彼女は憧れます。外の世界に。
そこに、自分の知らない何かがあって、自分をもっと幸せにしてくれるかもしれない。そう思って。

いつか・・・外の世界へ・・・
でも、私、本当は知ってる。
私は海の精だから・・・もしもこの海から外の世界に行ってしまったら、スプーンの力とは関係なく、私はこの世から泡のように消えてしまう。

スプーンの力がなくなっていくことよりもはっきりと、ヨコちゃんにはそのことが想像できていました。
いえ、むしろ、子どもが歳を重ねると自然に歩けるようになるのと同じで、「当たり前のこと」として、そのことを知っているという感じです。
彼女は、外の世界には、何があっても出ることができないんです。
行けても海に浮かぶ小さな岩の上まで。それ以上先には足が伸びません・・・

(3S)
だから、作り笑いでも、今はただ笑いましょう?
今を生きなきゃ。
そう言い聞かせて、彼女は今日も寂しげに笑います。
笑えば笑うほど、自分の気持ちがわからなくなって、どんどんマシューが遠くなっていくことに気づかずに・・・

(Coda)
ヨコちゃんが、外の世界に憧れて、外の世界の「誰か」と結ばれたくて、毎晩海の上から、近くの「人の家の灯り」を眺めているとき、一度、マシューが「何してんだ?」って話しかけたことがあったよね?
そのとき、ヨコちゃんは慌てて「星を眺めてるだけだよ」って返してた。
でもね、マシューも本当は知ってるんだよ。
知ってて、気づかないフリをしてるんだ。
だから、あの時マシューは何も言えずに、時間を置いて「そうか。」ってつぶやいたんだ。
本当は言って欲しかったんだ。
愛する人の願い、本人から聞きたかったんだ。
たとえ自分じゃない誰かと結ばれたいと聞かされても、それでよかったんだ。
君が幸せなら、マシューは幸せだって思えるから。
だから、君に協力したくて、いつも見てた背中に、勇気を出して、あの日初めて話しかけたんだ。
でも、誤魔化したことに気づいて、彼は君がこのことを話さないと決めていることを知った。
だから、手伝いたい気持ちも、好きな気持ちも、ぜんぶぜんぶ閉じ込めて、君にいつものように笑顔で振舞う。
愛する人の願いに、自分の気持ちは邪魔になるから・・・
 

だから、ふたりは今日も笑顔のウソをつくんです。

*********************************************

 
 
いかがだったでしょうか?
両思いを叶えることができない話でした。
前回のマトハズレと近いところがありますね/(^o^)\
長文を読んでいただきありがとうございました!

さらに!
今回の曲もピアプロにオフボーカル(カラオケ)版コーラスの入ったオフボーカル版をアップしています!
歌い手の方や、歌い手になりたい方、ぜひぜひ歌ってみて投稿してください!
さらに、他のUTAUキャラやボーカロイドでのカバーも大歓迎です!
お待ちしています!(*^^*)
また、今回はBow Rollの方で、ベタ打ちのUSTも配布中です!
piaproの音と組み合わせて、調声して遊んでみてください!

 
さらにさらに!海波音ヨコちゃんの音源配布所をこちらでもご紹介!

UTAU音源『海波音ヨコ』

今回の曲でリリースされたヨコちゃん、ぜひぜひ使ってあげてください!
ふわふわとした優しい声ですよー!

ではでは!(´∀`)

 
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りと456

 

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