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Triga and Mana (トリマナ),作曲,読み物

緒戦 -Triga and Mana 1st Suite No.8-

おイーっス!ヽ(´∀`)ノ
また更新が難しくなってきてますぞ・・・。
気長に見守ってやってください(´Д` )

そして、今回アルバムだったのすっかり忘れてました・・・(^^;
次回ですね!!(`・ω・´)

それでは今回のご紹介曲!(*゚▽゚*)
今回も、自作の小説Triga and Manaの続きと、その曲をご紹介!( ´ ▽ ` )

**********【第1章 「出会い」その7】**********

 トリガの顔つきが変わる。蹴られたことで、恐怖が少し和らいだトリガは、今はただ、見ず知らずの女の子を”守らないといけない”とだけ考えていた。
「や・・・めろ!!」
言いながら、トリガは少年の脚に自分の脚を絡ませ、思いっきり自分の方に引き寄せた。
突然足を取られた少年はそのまま横に倒れこむ。
「クソッ・・・!
 離せよ・・・!!」
「嫌だ!離すもんか・・・!」
トリガはそのまま脚で少年の動きを止めながら、今度は少女に話しかけた。
「早く・・・!逃げて!!」
その言葉とトリガの力強い目を見て、おどおどと震えていた少女は、口をぎゅっと結ぶと、森の方に一目散に走り出す。
と同時に、少女を見たことでおろそかになっていたトリガの脚が、少年の手によって解(ほど)かれた。
 チッと舌打ちをして、少年が少女の方に走り出そうとする。
しかし、トリガはそれを許そうとせず、今度は左手で少年の右足首を掴み、もう一度彼を転倒させた。
「もういい!ウィロ!カラソ カウテ ヒウィケ!」
少年はトリガを睨みつけ、指を差しながら、今度は暗闇の方に目をやり誰かにそう言った。
そしてもう一度トリガの方を見て、左足でトリガの顔を思いっきり踏み潰すように蹴ろうとする。
今度は少年から目を離さなかったトリガ。とっさに横に転がり、その蹴りは当たらなかった。しかし、捉えていた手をおもわず離してしまったために、それまで自由のきかなかった少年は、軽やかに後ろに飛び、トリガと距離を取る。
 彼は、少女を追いかける前にこの厄介なやつをどうにかするべきだと判断した。
そのため、今度は気を散らせることなくトリガを見据えている。
それはトリガも同様だった。
 せめて彼女が逃げ切るまでは、こいつをここに留める。そういう気持ちで、こちらを怒りの形相で睨みつける少年を、ただまっすぐと見ていた。
しかし、その目的に対するトリガの一途さが命取りになる。

 ふと、トリガは、いつの間にか周りを暗闇で囲まれていることに気づいた。
さっきまで向こう側にいた黒い生き物だ。
トリガは、うつ伏せから半分仰向けになりながら、その生き物たちの冷たい目にまた戦慄を覚えた。
「やられる・・・!」
そう思ったときには、すでに逃げる暇などなかった。条件反射で腕が顔の前に、そして体が丸まる。
目を瞑った瞬間、トリガの全身に激痛が走った。
周りの生き物たちが一斉にトリガに襲いかかり、トリガの意識が飛びそうになる。
「ふっははははは・・・!!!」
こわばった体を駆け抜ける痛みに耐えながら、トリガの聞く音は、体の中から聞こえる鈍い音と、遠くから聞こえる少年の笑い声だけになった。
******************************

ほいっ(´∀`)
たまにはトリマナ以外の曲も紹介しなきゃですね(´・ω・`)
次回以降ほかのも紹介しまーす(・∀・)

トリマナのまとめの方にキャラクター紹介があるので、そっちの情報も確認してみてくださいね(*´ω`*)

それでは!(*´▽`*)
 

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