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K.S.E.アンサンブル曲,ピアノソロ,作曲

Respective Ways -for K.S.E.- & -for piano-

お久々の!りとです(・∀・)
本日の紹介曲は「Respective Ways -for K.S.E.-」です(´∀`)
この曲は平成23年度に定期演奏会で発表した曲です。

Respective = (各個人を尊重して)それぞれの
Ways = (抽象的な意味で)道

まぁ、「それぞれの道」って意味なんですけど、
これを書いたのが同い年のみんながちょうど卒業した次の年だったので、
(自分はそのまま同じ学校で進学しました)
別れていった仲間たちへ。
寂しくても、これから頑張っていこう。という思いを込めて。

まぁ、何はともあれ聴いてみてくださいな。
ちなみに、上の動画が定期演奏会で披露したアンサンブルのバージョン。
下の動画がピアノ版にアレンジしたバージョンです。
ピアノ演奏はもちろん自分です(・∀・)

この曲には「Luna Calan」のメンバーの101がストーリをつけてくれました。
本当はサイト内で公開できるようなムービーをつくる予定だったのですが、まぁ、101が忙しい感じで、滞り、流れてますね(´Д` )
とりあえず、そのストーリー案から自分が作った物語を載せておきます(・∀・)
お好きなバージョンを聴きながら読んでみてくださいな(`・ω・´)

●Respective Ways ストーリー案●

何百年後かの世界。
人々は殺し合い、幾年も続く争いは神々の逆鱗に触れた。
人類は滅びた。
天を覆う不自然に黒い煙。
太陽の光はいつしか途絶え、大地は猛るように火を吹いた。
凍えるような寒さ、燃えるような暑さ。続く異常気象と地殻変動で、地球のほとんどは海面に覆われ、地上に生きる多くの生物は絶滅した。
海に住む生物も例外ではない。
繋がった海は生態系に変化をもたらし、人類が汚染した大地から流れ込む水は、生物たちにとって猛毒でしかなかった。

不規則な海流によりいろいろな場所に流された命の卵は、孵化するとともに故郷の海を求め、水中をさまよう。
群れを成す小魚も、サメも、鯨も、”元”地上に生まれた不幸な生命たちは、その命を削りながら海を目指す。

[音楽スタート♪Intro.1]
そして、ここにもひとつ。また新たに生まれた生命がある。
命が芽吹くその時。「彼」はすべてを悟った。
周りには同じようにこの星に落とされた命たち。
見合わせた目。これからの厳しい旅を彼らは理解している。
[Aメロ1(クラリネットソロ),Aメロ2]
ともに行くべき仲間たちと、彼は先の見えない暗い海にじっと目を凝らした。
見えない。
「本能」というもので行くべき方向はわかる。しかし、先の見えない恐怖は想像以上である。
生まれでて間もない感覚であっても、ここが楽園でないことだけは理解できた。
早く行かなくてはならない。立ち止まるわけにはいかない。
前に進む事が恐怖であったとしても、この恐怖を乗り越えなくてはならないことはわかる。
生きるために。
[Bメロ]
暗い海を泳ぎ続ける彼の目に映ったのは不思議な光景だった。
異様に目の飛び出した別の生き物。体が部分的に溶けているもの。二対の顔をひとつの体で共有するもの。
彼らもそれぞれの海を目指しているのだろう。生きているのか死んでいるのかわからないものもいる。
しかし、不思議と怖くも悲しくもない。
彼にはそのどれもが美しく見えた。
[Aメロ3]
さらに力強く泳ぎ続ける彼ら。
[Cメロ]
あたりにピリピリとした空気が立ち込める。
感じる。
何かがいる。
仲間以外の生き物も警戒しているのがわかる。
ここには、故郷の海を目指すのではない別の何かがいる。
[Dメロ1]
現れたのはこの環境に適応した。いや。この環境に狂ってしまった獰猛な生き物だった。
彼らは一丸となる。離れてはいけない。少しでも命を残さなくてはならない。
生きる!
その思いとは裏腹に迫る敵。彼らは小魚だった。狙われやすい、弱い生き物だった。
群れの中腹を大きく飲み込まれる。
間一髪で逃げ延びた彼。後ろにいたはずの、ずっととなりにいたはずの仲間は、仲間の命は、そこにはもうなかった。
群れは散り散り。小さなものへと変わってしまった。
[Eメロ・(ピアノソロ)]
(場面転換)
海に覆われていく大地。続く異常気象。
人類は憎んだであろう。自然を。
それでも美しく、世界はすべてを新たな世界へと書き換えていく。
過去に起きた天罰は、今生きる彼らにも「試練」として残った。
それでも、試練を与え続ける自然、そこに生きる生き物、その全てが美しいことを世界は知っていた。
[Dメロ2(ホルンソロ)]
(場面を戻して)
さみしい水の中。別れていった仲間たちがどうなったのか、彼には知るすべがない。
残り少ない仲間たちと、それでも海を進み続ける。
[Dメロ3]
再び襲いかかる敵。更なる試練。
[Intro.2(グロッケンソロ)]
なんだ。必死すぎて気づかなかっただけだ。仲間がはぐれたんじゃないのかもしれない。
そうだ。きっと。自分がはぐれただけだ。
そんなわけがないんだ。きっと今も仲間が自分をどこかで心配している。
必ずだ。目指していれば会えるんだ。きっと。
周りがいなくなったわけじゃない。
ただ。自分が一人になってしまっただけだ。
思い出した恐怖を認めたくなくて。
彼は必死で自分にそう言い聞かせた。
[Aメロ4]
流れているのは海の水か。それとも涙なのか。
彼にはもうなにもわからなかった。
ただただ泳ぎ続けるしかない。本能に従って。
彼の楽園は目の前まできていた。
[Outro.(ファゴットソロ)]
彼はたどり着いた。出迎えてくれたのは「新たな」仲間だった。
彼と同じ種は見当たらない。彼はこれからここで、新たな仲間を出迎える。
あの時の仲間と会えることを信じて。

以上!(・∀・)
長々と書いた文を読んでくれたかた!
本当にありがとう[壁]`・ω・´)b テンキュ

ムービーができたらまたアップしたいと思います(`・ω・´)

感想とか、何か絡みたい人は、知り合いでなくてもガンガン「コメント」から絡んでください(・∀・)
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りと456

 

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